受動喫煙症ってなに?どんな症状がおこるの?診断できる病院は?

厚生労働部会で受動喫煙防止対策をめぐる自民党案が提示されたりする中で、いま、受動喫煙防止に対する動きが活発になっています。

TVでも受動喫煙に対して多く取り上げられています。
そんな中で聞くようになった「受動喫煙症」について調べてみました。

受動喫煙による健康への悪影響は、科学的に明らかになっており、いまでは一般的な常識にもなっています。

スポンサーリンク

受動喫煙症

2005年に日本禁煙学会によって「受動喫煙症の分類と診断基準」が定められ、2016年に改訂され、新基準ができています。

分類と診断基準

前提条件:非喫煙者であること
   (引用元:日本禁煙学会「受動喫煙症の分類と診断基準」Ver.2

レベル0 正常

非喫煙者で受動喫煙の機会なし
症状なし

レベル1 無症候性急性受動喫煙症

タバコ煙に急性曝露があるが症状なし

レベル2 無症候性慢性受動喫煙症

タバコ煙に慢性的に曝露があるが症状なし

レベル3 急性(再発性)受動喫煙症

症状の出現(増悪)が受動喫煙曝露開始(増大)後にはじまった
受動喫煙の停止(軽減)とともに症状が消失(改善)し、受動喫煙がなければいつまでも無症状(安定)
*症状:めまい、吐き気、倦怠感、流涙、結膜炎・鼻炎・咳・咽喉頭炎・気管支炎。発疹、頭痛、狭心症、心房細動、一過性脳虚血発作、体調不良、うつ症状など

レベル4 慢性(再発性)受動喫煙症

急性受動喫煙症を繰り返しているうちに、受動喫煙曝露期間を超えて症状または疾患が持続するようになったもの。
*症状:タバコアレルギー、化学物質過敏症、アトピー性皮膚炎、気管支喘息、糖尿病、メタボリック症候群、心房細動、心筋梗塞、脳梗塞、COPD、自然気胸、は欠格、アルツハイマー病、小児の肺炎・中耳炎・副鼻腔炎、喘息、身体発育障害、注意欠陥/多動性障害(ADHD)、乳幼児の食物アレルギー、肺炎など

レベル5 重症受動喫煙症

急性・慢性受動喫煙症の経過中に、致死的な病態または重篤な行為障害の合併に至ったもの。
*症状:悪性腫瘍(とくに肺がん、喉頭がん、副鼻腔がん、子宮頸がんなど)、乳幼児突然死症候群、くも膜下出血、脳こうそく、心筋梗塞、心臓突然死、COPDなど

受動喫煙症の診断

日本禁煙学会の認定をうけた医療機関にて診断可能です。
認定医療機関はまだ数が少ないように感じます。

損害賠償:これまでの事例

階下のベランダにおける喫煙により、受動喫煙症状を訴え150万の損害賠償請求がなされたケースがあります。(2012年名古屋地裁)
損害賠償請求は認められませんでしたが、喫煙をやめてほしいという要請が聞き入れられなかったという原告の精神面に対して、慰謝料5万円の支払いが命じられたそうです。

禁煙しよう!

喫煙者率が低下しており、また一部のマナーの悪い喫煙者のためもあり、喫煙者の方はどんどん肩身が狭くなる世の中です。
ですが、社会全体・子どもたちの健康などを考えると、受動喫煙防止に対する意識が高まっていくのはとても必要なことです。
受動喫煙の被害は、ペットにも及びます。

自分の健康を犠牲にして、タバコを吸い続けることに、一切反対するつもりもありません。
ですが、周りのものに対して、そのリスクを背負わせていいなんてことは、絶対にありません。

この機会にぜひ、禁煙しましょう!

禁煙治療

禁煙治療に保険が使える医療機関禁煙治療には保険が使えます!
対象の医療機関も、数多くあります。
自分と周りの健康のために、ぜひ始めましょう。

スポンサーリンク



シェアする

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

フォローする